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今学校は、学級崩壊や不登校の問題など、より大きな問題を抱え、
高校入試制度の問題どころではないのかもしれません。
しかし、いろいろな問題が指摘され、個々の問題が少しずつ改善されて行くことが全体として教育を良くしていくとにつながると思いますので、高校入試について気になっていることを2、3提起します。みんなで考えてみましょう。
例の、業者テスト廃止、偏差値追放以来、通知票の評価が高校入試によりウェートを占めるようになりました。
埼玉県でも、9教科が5段階評価された学習の記録が、入学試験の点数と同等のウェートで、合否判定の資料になっています。同等と言っても、実際には、公立高校入学者の2〜5割は、入学試験の無い、内申点と面接試験の
みで合否が決まる推薦入試制度を利用していますから、高校入試に占める学力評価のウェートは極めて高いと言うことができます。
人の社会は、人が人を評価して成り立っているところですから、中学生の学業成績が教師の判断に委ねられ、ついでに進学先まで左右されても、そう理不尽ではないのかもしれません。しかし、私は単純な疑問を持っています。それは、教師による成績評価は、女子のほうが有利なのではないかということです。
その前提として、思春期の女子は、外交的になり人に好かれるように成長していく傾向があるのではないか。一方男子は、内向的になり、自我を育て自己主張を企てる傾向があるのではないかと思うのです。そういう傾向があるとすると、素直で愛嬌のよい女の子と、ぶっきらぼうで従順さが乏しく、何を考えているかわからない男の子では、女の子のほうが教師の受けが当然良くなってしまうのではないかと思います。
これはあくまでも推測に過ぎません。実際はどうなのでしょうか。中学生の一クラス、あるいは一学年、あるいは一校全体の、男子と女子の通知票の点数がわかる資料を提供してくれる先生はいないでしょうか。検証してみようではありませんか。
業者テスト廃止、偏差値追放は大改革のように実行されましたが、それ以降も、中・高生の係わる歪んだ事件は一向に減る気配はありません。成長期の男子に対する教育現場の配慮の不足が、この現象を増幅していないかどうか、皆さんとともに考えてみたいと思います。
[TEXT:高橋秀樹(個性を伸ばす教育研究室・伸び伸び塾)]
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