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千葉県の公立高校入試は、他都県の入試に比して、いまだ当日試験重視という傾向が見られます。
一般入試においては、定員以上の出願があった場合は受験者全体の上位80%、
定員割れしている場合は定員の上位80%を当日の試験の点数で合格者とします。
ボーダーに位置する残り20%の受験者に対しては、主要5教科の評定(10段階)をK1、
実技4教科の評定をK2とし、各学校が定める係数を掛けた上、当日の学力試験の点数に加算し合否を決します。
例えば、K1、K2ともに係数1の学校では、学力試験500点+評定90点の計590点満点で判定が行われます。
ボーダーに位置した場合は、この内申点で逆転現象が起きる場合がありますが、
基本的には学力レベルどおり順当に決まっていくため、合否が読みやすい入試とも言えるでしょう。
また、最後の最後まで頑張れば、逆転勝利もあり得るため、希望を捨てずに頑張ることが大切だとも言えます。
一般入試がそれほど実力主義であり、努力が報われる方向であるのに対して、
推薦入試においては非常に不公平かつ不透明な試験が行われています。
一般的な学力推薦の場合、各学校が提示する推薦要件は、「人物が優秀で、学業に優れた者」
「学校活動で特に優秀な成果が見られる者」などといった、実に抽象的かつ曖昧に表現されており、
要は中学校の教員に責任を転嫁しているとも取れるものとなっています。
また、合否判定もグレーな部分が多く、生徒会で活躍し、部活動でも優秀な成績を残した生徒が不合格になり、
その子よりも評定が低く、とりわけ特徴のない子が合格するなどということも実際ありました。
一応判定基準があるとは言われていますが、それでもグレーな決着が多く見られる入試でもあります。
今年から推薦の最大枠は定員の50%を上限とすることとなりましたが、
推薦枠を広げてきているのは下位の学校が多く、千葉高は相変わらず5%という狭き門。
公立の推薦入試は合格しようと思ってはいけないというのが常識となっています。
また、下位の学校では、この定員以上の合格者を出す学校も少なくなく、それを知らずに一般受験すると、
実は定員が大きく減っていたなどということにもなりかねません。
下位高校へは推薦で、上位高校へは一般でという道が作られてしまったことで、
公立高校の階層化が顕著に起こっています。それは、各テスト会社で発表している高校偏差値を見ても、
平均値とされる50前後の高校が一番少なく、30〜40台の学校と、60近辺の学校が多いことから分かります。
また、名門千葉女子が定員割れを危ぶまれるほど、女子高の人気は低く、そういう意味では狙い目かもしれません。
[TEXT:亀山 卓郎(明窓学院)]
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