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公立高校が推薦入試を開始した頃から、県内私立高校の生徒獲得熱が高まってきています。現在、かなりの学校がB推薦(併願推薦)入試を開始し、公立併願可、もしくは他私立併願も可という推薦入試を行っています。ただし、B推薦の場合、学力試験が伴うところが多く、実質は一般入試の前倒しという感が強いものとなっています。また、延納金5万円を払えば、最長で公立一般入試の合格発表翌日まで諸費用納入を待つ制度が一般的ですが、延納金の減額、もしくは延納金なしという学校も現れ始め、いよいよ戦々恐々としてきました。
一般入試では、厳しい入試を行う学校も稀ではない反面、A推薦入試では、ほぼ100%の合格が期待できます。というのも、公立高校と異なり、私立高校は推薦要件を明確に提示してくるため、その要件をクリアしていさえすれば、よほどのことがない限り合格させてくれるからです。しかし、都市部ならともかく、郡部においてはやはり公立志向が強く、私立は滑り止めという古い考えがいまだに残っていますので、郡部の私立高校へ第一志望で行く生徒は本当に数か限られていると言っても過言ではありません。
推薦基準は、3年1学期と2学期の良い方を取るなどという甘い基準から、2年3学期の成績と3年2学期の成績の合算という厳しいところまで、各学校様々ですが、明確に提示されるため対策も取りやすく、明快な試験が行われているようです。
また、女子高不人気は同様で、東金女子高が千葉学芸高と名称変更し共学化したのは記憶に新しいところですが、横芝敬愛高・敬愛大八日市場高も共学化に踏み切っています。都市部女子高も、植草文化女子高・千葉聖心高が2教科入試の実施に踏み切るなど、生徒獲得に必死という印象もあります。また、和洋国府台女子や昭和学院など、歴史のある女子高が不人気という傾向も見られます。
名称変更も、古くは房総学園→千葉国際、八街学園→千葉黎明、近年は佐原淑徳→千葉萌陽、東金女子→千葉学芸、そして本年は鴨川第一→千葉未来と名称変更ラッシュとなっています。
これに伴い、各学校のレベルアップも顕著で、かつてのレベルをご存知の方は、東京学館高や千葉敬愛高、八千代松陰高などのレベルアップは信じられないかも知れません。下位高校も、私立大学を中心に公立に大きく水を開ける進学実績を残しており、進学実績や指導の熱心さにおいては公立は歯が立たない状況と言ってもいいでしょう。しかし、私立高校はそれぞれ特色を持っていますので、それを十分理解したうえで受験を考えることが肝要です。
[TEXT:亀山 卓郎(明窓学院)]
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